効果あり!「ゼロ秒思考」メモ書きを続けたら本当に思考の質が変わった!

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投稿一本目は、昨年に読んだ本の中でベスト!というビジネス書「ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング」をご紹介します。
個人的にこの本で書かれたメソッドを実践してみて、とても効果を実感しました。
そして「頭がよくなる」の意味も、自分なりに理解できました。
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目次

「ゼロ秒思考」とは?

2014年に出版されたビジネス書です。

著者の赤羽雄二さんは世界的コンサルティング会社マッキンゼーで14年間活躍され、現在は独立し大企業の経営改革、ベンチャー企業のサポートをされているそうです。
本書では、A4のメモ書きを用いた「深くものごとを考える」トレーニングを提唱しています。

ゼロ秒思考のための具体的なトレーニング方法

トレーニング方法はいたってシンプルです。シンプルだから続けられます。
メモはA4の紙に書き出します。フォーマットは左上にタイトル、右上に日付を書きます。あとは一分の制限時間のなかで、思ったこと、考えたことを箇条書きにしています。

一分間というのが重要です。トレーニングの目安として一日10枚書いていきます。こんなイメージです↓

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「ゼロ秒思考」より

 

私は、一日最低5枚は書くようにしています。(本当は毎日10枚書くことが望ましい)
書き終わった紙はA4のクリアフォルダに入れていきます。
その際,各フォルダにはタイトルを付けておきます。私の場合は「人間関係・コミュニケーション」「やること整理」「考えたこと・仮説」「健康」といったタイトルをフォルダにつけ、を使用しています。

ちなみに今日書いたものはこれ↓
名称未設定 3.002実際の手書きのメモはもっと字が汚く、私以外は読めないので(笑)、データで書きなおしています。
最近個人的に布団の下に敷くマットレスを探していまして、エアウィーブが気になっています。
エアウィーブってどうして最近話題なんだろう??というテーマで一枚書いてみました。
とにかくエアウィーブに対して思っていること、感じていることを書き出していきます。
コツとしてはきれいな文章にしようと思わないことです。とにかくスピード感をもって、思ったことを頭から紙に叩きつけるイメージです。
こんな感じでで気軽に続けています。始めてからもうすぐ一年経ちます。

気になることは何を書いてもよい

個人的には仕事以外のことでも気になることはすべて書いています。
「明日会社で確認すること」といったto do 系はもちろん、「最近ずっと体が重い。どうして?」といった日常的なことまで、なんでも書いてます。

メモ書きをやってみて実感した効果

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古いメモは捨ててしまいましたが、いま手元にあるメモの束です。(著者の赤羽さんは三ヶ月に一度ざっと見直すことを推奨しています。理由は流し読みするだけでも自分の成長が実感できるからだそうです。)
私が実際にやってみての感想は以下の3つです。

悩みのジャグリングがなくなる。

「ああ、やばい状況だ!なんで俺の人生ってこんなに大変なの!?」と思い、いざメモ書きしてみると3行くらいで終わってしまうことが多々あります。
「なんだ!俺の悩みってたったの3つかよ!」
と自分にツッコミを入れたくなりますが、これも書き出してみて初めてわかることです。

頭の中にあるかぎり、いくら本人がそれについて深く考えているつもりでも、実は考えていません。
それはまるで悩みのジャグリング。お手玉のように不安を頭のなかでクルクル回しているだけです。
クルクル回すから不安になるのです。
たった一度紙に書き出すことで、悩みを客観視することができます。不安と適度な距離が取れます。
そして多くの場合、それは頭の中だけで考えていたよりはるかに軽く、実は大した問題ではなかった、というのが個人的な実感です。

説明がうまくなる。

人にものごとを説明するのがうまくなりました。以前は、予想外の質問がくると、テンパッてしまっていたのですが、メモ書きを始めてから落ち着いて説明できるようになりました。
伝えるべき内容が頭のなかでまとまっているので、予想外の質問に引っ張られ、変な方向に話が展開し自爆することがなくなりました。

少し複雑な内容を説明するときは、事前にA4でトピックを箇条書きにしてから伝えるようにしています。
この一手間をかけるだけで、全然違います。

「説明が長い!」「話がまわりくどい!」「何が言いたいかわからない!」と私のようによく言われる方にはこのA4メモ書きは抜群の効果があります。

気持ちがとてもスッキリする。

頭の中でモヤモヤしていることを実際に書きだしてみると、ものすごく気持ちがスッキリします。そして何度も書き出してく中で心境も変化していきます。

例えば「今日の◯◯はムカつく」というタイトルで書き始めたメモも、3枚目には「どうして◯◯はムカつくのだろうか?」というタイトルになり、「ムカついたのは話し方なのか?態度なのか?それともタイミングなのか?」と、どんどん深掘りしていけます。

そして最終的に「人って正しいアドバイスをするにしても、伝えるタイミングって大事なんだな」と自分でも予想していなかった、意外な本質に達することができます。
これは頭の中だけで考えていては決して達することはできない気づきです。

そして意外な本質に到達できたころには、不思議と怒りも収まり、気も晴れています。
気も晴れて、意外な本質にも気づけるということで一石二鳥です。

頭がよくなる = 頭がよく働くようになる

このA4メモを続けると、頭がよく働くようになります。これは実感できます。
つまり今までは頭がうまく使えていなかったということですね。
また一分間でメモを書くというスピードも求められますので、実はけっこうフィジカルな訓練です。書く手も早く動かさなくてはなりません。
手と頭をフルに使って思考を吐き出すという行為が思考の活性化に大変効果があるように感じました。

とにかく書き出すことがポイントです。頭の中だけで処理しようとせず、文字で吐き出すことが大事です。
個人的には「頭がよくなる」とは「頭がよく働くようになる」ということだと理解しました。

日常生活でも仕事でも役に立ちますので、どんな方にもおすすめできる本です。
買わない人には私が個人的に貸したいくらいオススメです!

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